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iPhone5が夏に出る可能性

あちらこちらで次世代機である「iPhone 5」が夏にでも出るのではないかという噂が流れているようです。

出元は米国のiPhoneニュースサイト「9to5Mac」で、それによれば、iPhoneを製造委託されているFoxconn社の従業員の話ということで、

次のiPhone(iPhone 5)が、現在生産準備の段階にあり、少しずつ異なる数台のサンプルが工場の周辺に出回っている

というものです。

しかし冷静に考えてみれば、今までこのような大幅な「前倒し」の販売がされたことはなく、あるのは後ろ倒しされた昨年の事例のみです。

さらに、現行機「iPhone 4S」は”iPhone 5”を期待する人が多かった掲示板等では早々に「期待はずれ。見送り。」とされながらも、世界的には大ヒットとなったのは記憶に新しいところです。

AT&T、前四半期に760万台のiPhoneを販売

iPhoneがVerizonスマートフォンの大半を占めていた

これらのニュースでは、Appleのお膝元である米国だけでも四半期に1180万台、全世界では3700万台も売りに売りまくっています。3700万台という数字がピンと来ないかも知れませんが、荒っぽい比較をすれば、日本国内での全携帯電話(全メーカー・PHS含む)の年間販売台数とほぼ同じ数を、Apple一社でたった3ヶ月で同数を売り切っていると思えばいいでしょう。

日本国内でもその割を食って日本国内のメーカー製の携帯電話の販売台数が記録的な落ち込みをしていたのもまだ新しい記憶です。

2011年11月の携帯電話出荷統計、普及率100%超え

これらを見れば、昨年末は記録的な大ヒットになったiPhone 4SがAppleの過去最高益を支えたことがわかります。たった3ヶ月(四半期)に3700万台も売れる超人気機種を、発売後わずか半年で捨てる必要がどこにあるのかわかりません。私自身は4Sを購入していませんが、購入者ならさらにこの思いは強いでしょう。

それどころかApple自身がもっとも驚いていることでしょう。このブログを読んでいただいている方には繰り返しになりますが、

いまだに200万台生産されているiPhone 3GS

というニュースもありました。3GSといえば、現行機4Sの2世代前(つまり2年前のモデル)に当たる機種ですが、Appleはそれをまだ大事に「新製品」として四半期に200万台も製造し、iPhone 4Sをハイエンド向けとすれば、iPhone初心者や子供向けなどローエンドをカバーするモデルとして販売しているのです。当然ながら前世代機である「iPhone 4」も然りです。四半期ごとに新製品を発表し、ユーザーごと自社モデルを捨て去る他のメーカーとはまったく思想が異なることに気づくでしょう。驚くほど超低燃費な事業モデルです。

このAppleの販売・事業モデルを知っていれば、また昨年末の絶好調を知っていれば、今年の夏に万が一でも出ないということは理の当然です。

Appleとしては、昨年末にiPhone販売時期を秋に移動したことから今年の春はiPadの新型に注力することが可能であり、いまはその新型発表がいつ行われるかに耳目が集まっているということは何も変わりません。


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