asymcoが、1975年から2011年までのパーソナルコンピューティング業界の興隆の歴史がわかる、非常におもしろいグラフを発表しています。
元々の集計はJeremy Reimer’s Blogで行われていたもので、こちらのグラフでも十分驚きがあるのですが、それをasymcoがさらに2006年から2011年までをも集計し直し、再描画したものがさらに説得力をまして伝えてくれます。
[Updated] The rise and fall of personal computing | asymco
まず、この動画でさらりと振り返ってみるとおおまかな動きがわかります。Y軸が対数となる片対数グラフとなっていますのでご注意ください。
TRS-80がじわりと動き出した後、Atari、Apple IIが隆起しだし、その後Commodore 64と本命とも言うべきPC(IBM)が動き出します。
その後Macintoshが健闘するもIBM PC(互換機とその後裔たち)の支配が長らく続きグラフの変動がなくなります。
このままなんの変化もなく終わるかと思った2006年になってiPhoneが勢い良く飛び出し、みるみるMacintoshを追い抜いたかと思うと、さらにAndroidoやiPadがさらにその後を追いかけて並び立つという、ここ数年のダイナミックな動きを伝えるものとなっています。
この動きを、次は固定のグラフで見てみましょう。年間の出荷台数を対数グラフで示したものです。
非常に大きなサイズなので、iPhoneではかなり見づらいかと思います。
こちらは先程の動画の内容を折れ線グラフで示したもので、70年代後半から90年代にかけてのIBM PC互換機が確立するまでの時代と、その後の二強時代、さらに2000年代に入ってからの新たなプラットフォームの争いがシンプルでありながらダイナミックに伝えるグラフとなっています。
特に70年代後半からの数々の往年の名機が生まれては沈んでいく様が俯瞰でき、かつて使用したことのある方にとっては思い出深いものではないでしょうか。
IBM PC互換機が順調に伸びを示した90年代から2000年代に入ると幾度かの鈍化を示し、このままでは限界が来るのではと思えた頃に新たなブレイクスルーとなるiPhoneやAndroid、そしてパーソナルコンピューティングとして本命ともいうべきiPadの登場がありました。
もちろん、iPhoneやAndroid(特にタブレットサイズ未満のもの)をパーソナルコンピューティングに含めるか否かの議論はあるでしょうが、個人向けの多機能処理機械を俯瞰し、振り返るグラフとして大変面白いものではないかと思います。
続いて3つグラフが載っており、こちらは総出荷台数に占める占有率を示したものです。
1番上はTraditional PCと題されたもので、iPhoneやAndroidなどを含まないものです。80年代半ばにはIBM PC互換機が圧倒的支配を示し、90年代に入るとほぼ独占携帯を取り始めます。MicrosoftのWindows 95とあわせいわゆるWINTEL連合が市場の支配率を究極に極めた時代でもありました。その後2011年にかけてMacがじわりと盛り返しつつあるというのがこのグラフとなっています。
2番目のグラフは、これにiPadを追加してみたもので、そのiPadは2011年となる最後の最後にちらっと黒く現れているだけとなっています。このあとどうなるのかが要注目と言えます。
最期となる3番目のグラフは、さらにiPhoneとAndroidを追加したものです。これでみるとタブレットPCやスマートフォンを合わせた新たなパーソナルコンピューティング機器群がすでに約半数を占めるようになっていることがわかりますね。このグラフにおいては、iPadやMacもかなり薄くなってしまいます。
70年代から80年代にかけてかつての興隆も十分激しかったのですが、ここ数年のiOSやAndroidの起こした興隆がそれを上回る速さと勢いで行われつつあることが非常によくわかるグラフですね。
今後その競争はさらに激しくなっていくことが予想され、注目が集まることは必至でしょう。





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