iPadは実は企業向け?

ipad

先日発表されたiPadは、もちろんコンシューマユースでもまったく問題ないのですが、発表されていない機能を併せ考えるとどうやら企業向けの意味合いが相当あるということがわかってきています。

ファイル共有機能

iPad SDK 3.2により明らかになった機能として、ファイル共有機能があります。

これはiPad内にファイルサーバーがあり、それをMacやWindows上でドライブとしてマウント可能になっています。そのため、iPadから、またはiPadに対してファイルを送受信することが可能だということです。

さらに、iPadアプリケーションはこの共有部分に対してアクセスすることが可能ですから、iPad上で動作する各アプリケーション間で情報をやりとりすることも(通常のOSのように)可能であると言うことです。

iPhoneでもアプリを使うことで同じような機能を使うことができましたが、それをOSレベルで開放していることにより、利便性がはるかに向上します。

無線プリント機能

ダイレクトネットワークプリントにも対応しています。無線対応しているプリンタも増えてきましたのでこの機能も非常に嬉しいものです。

外部ディスプレイ出力機能

iPadは液晶ディスプレイを搭載していますが、プレゼンテーションなどを行う際には外部のディスプレイに出力できると嬉しいものです。

iPad SDK 3.2を使うことにより、Dockコネクタを介して外部のディスプレイに出力することが可能になっています。この外部ディスプレイ出力機能は、iPhoneでは存在を認められながらも利用が許可されなかった機能の一つでした。

もちろんKeynoteを用いてプロジェクターに出力しながらプレゼンを行うことも可能です。

オフィスアプリ

iWorkをAppStoreで販売することでKeynote、Pages、Numbersなどが利用可能になっています。また単に載せ替えるのではなく、マルチタッチに対応させることでiPadでの利用に関して不足のない状態に仕上げてきました。

こうした様々な機能を見ていくと、今までiPhoneでは禁止されていたものがとくにオフィスユースで役立ちそうな機能を中心に一気に開放またはOS機能へ取り込みされていることがわかります。

またiWorkを他のアプリに優先して強力にiPad向けにチューニングしてきた理由も、オフィス向けであることの理由の一つかもしれません。

もちろん、iPhone 3.0以降で強化されたExchange対応や、大量配布用のコンフィギュレーションとデプロイメントツールも用意してきました。

これらを総合すると、iPadは当然ながらコンシューマー向けの機器であると同時に、企業向け市場をも視野に入れて作られていることがわかってきます。

※お断りしておきますが、だからといって、「いますぐありとあらゆる企業で採用できるのだ」と言うことではありません。企業文化は企業ごとに千差万別であり、また業種や職種によりPC/Macの使われ方も様々でしょう。

ここで想定されているのは、いわゆるホワイトカラーのしかもオフィス内で情報を収集しプレゼンしながら仕事を進めるような職種の方であると思われます。

しかし少なくとも私自身は、いつまでもデスクにどっしりと腰掛けてマウスとキーボードでカチカチやるような作業形態はできれば勘弁願いたいと思っており、それを実現する一歩であると考えます。

※誤字のご指摘ありがとうございました。


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