快調に売れ続けているiPhoneですが、それ以上に売れ続けているのがiPod touchです。
先のメディア向けイベントでもそれが明らかになりました。
実際どれくらい売れているのか、Appleが発表する数値から見てみましょう。
2009年6月の状況
まずは昨年2009年6月時点でのデータです。
WWDC2009において、Appleは4千万台のiPhone OSデバイスがあることを明らかにしており、同時に決算発表の数値からその時点で2638万台のiPhoneが売られていることもわかっています。
この数字を差し引くことで、iPod touchの販売台数1362万台がわかるのですが、その比率をグラフ化したものが次のグラフです。

この時点でiPhone OSプラットフォームにおけるipod touchの比率は37%でした。
2010年1月の状況
次に、最新のデータを見てみましょう。
先の決算発表数値より、iPhoneの総販売台数は4251.7万台となっており、ついで行われた先のイベントではAppleは7500万台のiPhone OSデバイスがあることを明らかにしています。
先ほどと同じように差し引きすると、iPod touchの販売台数が3248.3万台であることがわかります。
同様にグラフ化しましょう。

iPhone OSプラットフォームにおけるipod touchの比率は43%へと約半年間で6%も上昇していることがわかります。決算発表後の電話会議においても、(該当四半期において)iPod touchは55%の伸びを見せたと発表されています。
昨年の年末にはiPod touchからのアクセスが爆発的に伸びているというニュースも流れていましたが、これらの数値はそれを裏付ける数値となっています。
半年間での伸び
さて割合の増加はわかったのですが、これを実数値での伸びに注目してみると、次のような表になります。

つまり、昨年の6月の発表以降、iPhoneが1,614万台の増加であったのに対して、iPod touchの方は1,686万台の増加と僅差ではあるのですがiPhoneの販売台数を上回ったと言うことになります。
決算発表を伝えるニュースでは「iPod」(iPod touchを含む)の販売台数が8%ダウンしたことのみが伝えられましたが、売り上げ的には1%上昇していると言うからくりはここにあったわけですね。
表中にあるように、半年の間に販売したiPhone/iPod touchの総台数は3300万台ということになりますね。
※ちなみにですが、Nintendo DSの同時期の販売台数は1,738万台と発表されています。プラットフォームとしては、すでにこの半年間で最も売れているハードウェアということになります。いうまでもなくiPhone/iPod touchは、ゲームだけでなく電子書籍や各種アプリが日常的に利用されているマルチプラットフォームです。
この勢いが続けば、Nintendo DSの総販売台数(現時点で1億2千万台)を抜く日も、あるいは見えてくるでしょう。
※Nintendo DS:2Qで573万台(国内112万台、北米238万台、その他地域223万台)、3Qで1,165万台(国内180万台、北米564万台、その他地域421万台)、7月~12月末までの合計は1,738万台。任天堂決算発表資料より。
このことからわかるのは、iPhoneデベロッパーはiPod touchへの手当を十分に検討しなければならないと言うことです。
もちろん、リーチさせるべき対象の国や地域、さらにはアプリのジャンルにも大きく左右はされますが、少なくとも半数弱を占める割合になっていることを頭に置いておく必要はあるでしょう。
Source:iPod touch Now Outselling iPhone
参考)2010年3月期 第3四半期決算説明会資料(PDF)



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