さて、2009年もまもなく終わろうとしています。
当ブログの今年1年間の人気記事を解説しながら2009年を振り返ってみましょう。
2009年の人気記事ベスト10は、次の10本になります。
- docomoからiPhoneが出ない理由
- iPhone MMS関係まとめ
- iPhone OS 3.0新機能のまとめ
- 3.0で強化されたカレンダー機能を使う
- Google、Gmailのプッシュ配信をサポート!
- Eメール(i)の高速化TIPS
- iPhoneのメールで引用せずに返信する裏技
- 孫社長、発売時囲み取材でiPhone交渉経緯を語る
- Flash Player for iPhone
- 厳選! iPhone要チェックサイト 20+
1位は、docomoからiPhoneが出ない理由でした。非常に多くの方に閲覧いただきました。
ドコモが、Android端末の販売を開始するにあたって、独自のアプリマーケットを開始する予定というニュースを元に書き始めたわけですが、このように基本的なビジネスモデルの違いに現れる違いは、決して埋めることなどできないと考えています。
さらにいえば、アプリ販売時の取り分がどうのというよりも、他社であるOHA(Google)が構築したモデルの中で商売させられるところが承知できないという意図が見え見えですし、それは、国策企業であるとはいえ携帯事業を立ち上げ、iモードで独自収益源を確保していた企業のプライドが許さない部分があるのかも知れません。
このエントリーを上げたときに、ドコモをかばう方からの厳しいコメントも多数頂戴したのですが、その後NECがAndroid搭載タブレットを販売するにあたってドコモ同様に独自マーケットを開くと発表したわけですが、当然これにも大賛成なのでしょう。しかし、そうやってマーケットが多数に分割され、利用者が分断された状態は一体誰にメリットがあるのかがよくわかりませんし、その後そのマーケットはここ運営企業の都合により簡単にメンテナンスが途切れがちになり、最悪閉鎖されることも予想されます。
私自身は、別記事でも述べたように、端末やOS、アプリマーケットについてはやはり集中管理されていることがユーザーの利便性向上につながり、そうやってユーザーが集まるところにこそデベロッパーも集まり、結果盛り上がると考えています。来年4月には開始されると言うことでしたので、遅くとも夏までには結果が見えていることでしょう。
2位は、iPhone MMS関係まとめでした。iPhone OS 3.0で追加されたMMSにより、iPhoneはいわゆるケータイメール的な使い方が可能になりました。これは、数々の工夫でiPhoneを使いこなしてきたユーザーにとっても大きな喜びだったでしょう。
しかしこのMMS追加においても、ソフトバンクは非常に際立った動きを見せたことが思い起こされます。事前に開発者をAppleに派遣して開発に協力し、OS 3.0発表後わずか1ヶ月弱の間に夜間工事を繰り返し行い、6月18日のOS 3.0リリースと同時にMMSを利用可能にしました。
これは、利用者視点でいえば当然と言えば当然ですが、Appleのお膝元AT&Tではその実装が9月25日までずれ込んだことを思えば実に驚異的でしたし、それをさも当然のように実行してみせたソフトバンクは素晴らしいといえます。この点についても、万一ドコモから発売されていたことを考えると非常に恐ろしくあります。
3位はiPhone OS 3.0新機能のまとめでした。既存利用者に取って、OS 3.0は待ち望まれたアップデートでもありました。それまでも幾度か細かなアップデートを繰り返しながらも、今回の3.0では一気に数多くの機能が追加されました。
さんざんバカにされたコピペやSpotlight、プッシュ、iPodライブラリへのアクセス開放や、P2P接続、InAppPurchaseなど、その後のiPhoneアプリのあり方を大きく替える機能をも内包していました。その上、それらの新機能のほとんどが新型機iPhone 3GSだけでなく、iPhone 3GやオリジナルiPhoneにおいてもサポートされていました。
オリジナルiPhoneは、iPhone OS 3.0から見れば2年前の機種であり、日本の携帯ではまったく無視されるような存在なのですが、それら既存ユーザーへのサポートについても当然のように実行するAppleには改めて驚かされました。
また、4位は3.0で強化されたカレンダー機能を使うでした。これも3.0で追加された機能のひとつでしたが、いまHT-03Aがさも特異な機能であるかのようにいまだに宣伝している姿を見るにつけ、いかにiPhoneのサポートする機能が広いかに気付かされます。
5位にはGoogle、Gmailのプッシュ配信をサポート!が入りました。現在では取締役兼務状態も解除されてしまい、M&A先までが競合するまでになっている両社ですが、これも幾度か指摘しているようにグーグルの狙いはAndroid事業での単体収益にあるとは(現時点でも)思えません。
グーグルの狙いは、あくまで自社広告ネットワーク網の整備の一環であり、さらには年明けすぐに発売されると言うグーグルブランドの端末ですら、Androidマシンのレファレンスマシンの提供以上の意味はないでしょう。よしんば、このマシンが爆発的に売れたにしろ、それはAppleの収益には関係せず、むしろ苦境に追い込まれるのは端末メーカーであることは多く指摘されているところです。
6位はEメール(i)の高速化TIPS、そして7位にはiPhoneのメールで引用せずに返信する裏技とTIPS記事が入りました。iPhoneは(他のApple製品同様に)マニュアルにすべてが記載されているわけではなく、こうして使っているうちに気づくと言う機能も多くあります。もちろん、個々人の好みはあるでしょうが、これもiPhoneの楽しみの一つでもあるでしょう。
そして8位は孫社長、発売時囲み取材でiPhone交渉経緯を語るでした。
これも瞬間的に多くの閲覧数を頂いた記事でした。この記事でも書いたように私自身もキャリアであるソフトバンクにはさしていい想いは抱いていませんでしたが、こういった言葉を聞くと、やはりトップの確固たる思想やビジョン、またそれを実現するための戦略などが非常に重要であることを再認識させられます。
過去、日本経済が順調であった時期には、むしろ失敗をしないための方法論がもてはやされたのですが、この激動の時代においてはそんなものは何の役にも立たないばかりか、そうやってムダな議論を重ねている間に時代は通り過ぎてしまっていることも多々あると感じます。
石橋を叩いて渡ることももちろん重要ですが、それ以上に、多少のリスクを取ってでも取るべきところはきっちりと押さえ、困難を乗り越えて行く強い精神力やリーダーシップの重要さを、私はiPhoneを使うことで日々思い知らされています。
9位にはFlash Player for iPhoneが入っています。これは1月29日の記事なのですが、今現在、12月31日になってもやはりFlashPlayerはリリースされていません。Adobeは10月には「Flash Professional CS5」を発表しましたが、その後年内に予定されていたパブリックβが中止されると言う状態になっています。どうもAdobeにとってiPhoneは鬼門であるようです。
そして、10位には厳選! iPhone要チェックサイト 20+が入りましたが、これらのサイトは今現在でも日々チェックしているサイトばかりです。
さて、こうして2009年の人気記事を振り返ってみましたが、みなさんは今年一年、どんなニュースが記憶に残ったでしょうか。また、今年素晴らしいアプリには出会えたでしょうか?
iPhoneの素晴らしさは、日本人だけにとどまらない現在の世界における汎用的な概念と、個々人の多様な利用方法に応えるだけの懐の深さにあると思っており、このブログでは、あえてアプリトップ10などをあげることはしません。
もちろん、私自身このブログの運用を含めて日々の殆どの時間をiPhoneと過ごしていることは言うまでもなく、それは同時に、多くのデベロッパーのみなさんが送り出してくれたアプリによって営みが支えられていると言うことでもあります。
そういった数々のアプリに感謝しつつ、また利用者を支えるキャリア、さらにはこの素晴らしい仕組みを提供してくれたAppleと、病に負けない強靭な意志と不屈の精神、強力なリーダーシップによって世に送り出してくれたスティーブ・ジョブズに言葉にはしきれない感謝の気持ちを送りつつ、今年のエントリーを締めくくりたいと思います。
すでに2009年も残り30分となり、紅白も赤組トリであるドリカムが登場しています。
さて、来年2010年は一体どんな年になるでしょうか?
今年よりもさらに激動の一年になるだろうことが予想されますが、来年も、iPhoneとそのまわりで起こるであろう数多くの事どもをみなさんにお伝えできればこれに変わる喜びはないと考えます。
最後になりますが、今年一年の当ブログのご愛顧に深く感謝し、来年も引き続きご利用いただければ幸いです。
みなさんにとって、2010年が素晴らしい一年になることを祈念し、今年最後のエントリーを締めくくりたいと思います。



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