Gameloft社が、Android向けのゲーム開発ビジネスを縮小するということです。
理由はAndroid市場の売上規模の小ささにあるようです。
Gameloft社の財務担当者Alexandre de Rochefort氏が投資家のカンファレンスで明らかにしたところによると、Androidのゲーム市場は芳しい状態になく、同社のAndroid向けリソースの大部分をカットし縮小させたということです。
iPhoneのAppStoreは前四半期における同社の売上の13%に達しているが、Androidは400分の1に留まるということです。
今回、Ubisoft傘下のGameloft社がAndroid市場への投資縮小の発表を行ったことは、影響が大きいといわざるを得ません。
当ブログでも、過去に指摘しましたが、GoogleはAndroid OSの初期開発をリードしましたが、現在はその中心はOHA(Open Handset Alliance)にあり、Android端末やAndroidアプリがいくら売れようがGoogleには1円も入らない仕組みになっています。
要するにGoogleは、現在のAndroidビジネスにおいては自社の広告ネットワーク拡大のためにプラットフォーム統一がなされることが目的であり、それ以上のアプリマーケットを拡大させることに対するリソース配分をするインセンティブがないと思われるのです。
※ただし、来年2010年前半にはGoogleが自ら端末販売に乗り出すという噂もあり、将来的にどうなるかは不明です。同社の今までの事業をみていると、いろいろとやっかいな問題が発生する物販に乗り出すとは考えにくいですが。。
これでは、Androidマーケットを魅力的なものにし、顧客にダウンロード体験を拡大するような仕掛け作りに対する施策が充分に行われないのも当然でしょう。結果的に、一部のスマートフォン好きな方に対してAndroid端末は売れるが、AndroidマーケットではiPhone AppStore以上にアプリを売ることは難しくなっているのではないかと思います。
かなりの数のAndroid端末所持者が、同時にアプリ開発を行う能力を持ち合わせていると想像でき、そうなれば他人のアプリを買うよりも小回りの効くアプリを自分で作るほうがいいという話になり、万一アプリが公開されていてもオープンソース形式のものが改良されながら発展していくという流れが主流になると想像しています。
つまりダウンロード形式のアプリマーケットは、単に機能的に実装されるだけでなく、開発者を含めて一般利用者をも幅広く取り込んだ上で、無料アプリを試用する体験を繰り返し行いながら有料アプリを購入するまでの段階へいかにスムースに移行させるかがキーになるということです。
AppStoreはそれに成功しているのは誰の目にも明らかであり、Androidマーケットは現在のところそれに対する手当てを怠っているように見えます。



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