
「日刊ゲンダイ」の競馬紙面を毎日配信するアプリが有料リリースされています。
紙面配信としては産経新聞アプリが非常に早くから実験的試みを行っていますが、競馬紙面(+1面、終面)に限定しながらも有料配信するのは初めてであり、取り上げてみます。
「日刊ゲンダイ 競馬新聞」アプリは、夕刊タブロイド紙「日刊ゲンダイ」の競馬紙面すべてと、1面終面を、休刊日(日曜日・祝祭日)を除き毎日14時に更新された内容を毎日ダウンロード購読できるアプリとなります。iPhone/iPod touch内にダウンロードすれば、オフラインでも閲覧可能であり、当日を含め、過去1週間分を読むことが出来ます。
※関東版では1週間約40面、関西版では1週間約38面。

アプリは、関東版、関西版に分かれており、競馬ファンなら必読な馬柱なども紙面そのままの形で閲覧可能であり、木曜日枠順確定時には14時の通常配信(B版)に加え17時前後にも最新版(関東圏C版、関西圏B星版)を配信するという競馬ファンの要望にこたえる形式です。
なお価格は、2009年8月22日発売分までの配信付きで2,900円からスタートし、期限が近づくにつれて価格が下がっていく方式が採られます。
※今週は2,900円での開始となり、その後6月1日からは2,800円、6月8日には2,500円と下がっていき、8月17日からは230円での購入が可能です。
ちなみに、オンライン販売では1面 ・2-3面 ・4-5面 ・終面を含めて3か月分を6,378円で販売しており、それと対比すれば割安な価格が採用されているようです。
雑誌等紙媒体をiPhoneアプリで配信する方式としては毎号別アプリにするものが主体であり、一部アプリで価格を経過期間によりスライドさせていく今回の競馬新聞アプリと同様の方式が採られています。
前者は過去記事がいつでも読めるメリットとホーム画面にシリーズのアイコンが並んでしまうというデメリットがあり、逆に後者は1アイコンで済むが過去記事は閲覧できなくなるなど、どちらも一長一短があるのですが、現在のiPhoneのホーム画面の制約と利便性を考慮すれば、今回の競馬新聞アプリの形式がもっとも現実的な選択であるように思います。
また、産経新聞アプリがいち早く紙面イメージの配信を行い、さらに最近では広告を導入する試みをおこないいつつも無料を維持しているのには頭が下がりますが、実際問題、企業がコンテンツ配信を無償で継続するということは無理があり、どこかにそのしわ寄せがいってしまうのは自明です。
※新聞社の政治的主張云々と、ここで取り上げる意図は関係しません。念のため。
各個人が良質と考えるコンテンツに対して対価を支払うことが、コンテンツ配信の健全な仕組みを支えることは当然であり、そのための回収モデルを現状のiPhoneアプリとしてどこかで落としどころを探る必要があるでしょう。

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