iPhoneブラウジングシェアが異常に高い件

AdMob社が、スマートフォンにおけるWebブラウジングシェアを発表しており、その中でスマートフォンシェアとブラウジングシェアを照らし合わせることでiPhoneユーザーのブラウジングシェアが異常に高いことが指摘されています。

AdMob社によれば、

April 2009 Mobile Metrics Report - Mobile Web vs. HTML « AdMob Metrics

Today we released the April 2009 AdMob Mobile Metrics Report, our monthly look at the traffic flowing through our network. Please download a copy of the report here.

For the first time, we have included data from third party sources in order to help address the following questions – how does AdMob data compare to the number of handsets sold, and how does usage of mobile Web sites compare to usage of HTML sites from mobile devices?

ということで、携帯電話向けの広告ネットワーク会社AdMob社の調査を元に販売シェアと比較するというなかなか興味深い試みです。

比較対象は、

  1. 2009年4月のブラウジングシェア
  2. ガートナーの2008年トータルのスマートフォンOS別シェアこちらのページのTable4

となってますのでご注意ください。

ガートナーの調査によれば、iPhoneは昨年1,140万台あまりを売り上げ、スマートフォン市場の8.2%を獲得しています。ちなみにジョブズが宣言した1%という数値は、世界携帯電話機市場の占有率です。

照らしあわせた結果が次のグラフです。

april-2009-mobile-metrics-report-smartphone-market-share

これを見ると、iPhoneのブラウジングシェアが販売シェアに比べて飛びぬけて高いことがわかります。次いでAndroidとPalmが数値が小さいながら比率が高くなっています。

逆に、Nokiaを中心に搭載されているSymbian OSスマートフォンや、RIM社スマートフォンのブラウジングシェアがあまり高くないのが目に付きます。

これは、特に日本においてひとくくりに「スマートフォン」と呼ばれているものの利用実態が、大きく2つに分かれていることを示していると考えられます。

つまり、従来欧米で発展してきたスマートフォンはあくまでPIM的な利用方法がメインであり、ブラウジングを行う頻度は少なかったのではないかということです。

それに対してiPhoneは、Safariでのブラウジング時のUIが優れていることや、さらにHTML5やCSS3を使ったWebKit対応サイトの広まりも受けてこの高い数値がでているのだと思われます。

この利用シェアは、今後もWebKit搭載端末の発売が予定されており、それに伴ってWebKit対応サイトが増えることも想像されますので、さらに大きなものへと広がっていくのではないでしょうか。

※AdMob社の数値は、あくまでモバイル広告ネットワークでトラッキングできた数値であり、モバイル広告自体が発展途上であることを考慮すれば、この数値をそのまま鵜呑みにすることは危険です。

スマートフォンの閲覧対象サイトすべてに広告ネットワークが張り巡らされているわけでもなく、また逆にGoogleが企図したようにWebKit対応サイトでモバイル広告が展開しやすい点も大きいでしょう。

しかし、まったく別のソースであるNetApplicationsのレポートを見ても一定の偏りが現れていることから、上記傾向はある程度信頼の置けるものであると考えられます。

ご参考:The iPhone casts a giant shadow on the Web - Apple 2.0


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