2009年4月の人気記事

連休も終わってしまったのですが、先月の人気記事をまとめるのをすっかり忘れていました。

さっそく先月の人気記事をご紹介しつつ、先月の動きを振り返ってみましょう。

  1. iPhone 3.0のリーク続報
  2. ブラウザアプリ2本無料
  3. 22万語収録の音声データ付き英英辞典が無料
  4. iSteam 無料です
  5. 時間割管理アプリ
  6. もうひとつのニコニコ動画アプリ
  7. GPSトラッキングアプリ
  8. iPhone OS 3.0 Beta 3配布
  9. AppStore10億ダウンロード達成の意味
  10. iPod touch ブラウザ利用で急激な伸び

1位はこの夏に正式リリースされる予定のiPhone OS 3.0のリーク情報です。バッテリーの数値表示やSafariブラウザの最後のページを閉じる機能、メモ帳などでのメールアドレス自動判定機能、iPodでの上下の動きでのスライダーの微妙な動きなど通常のケータイではまずアップデートされることの無いような細かな点の改善が行われるのもiPhoneの特徴ですね。関連して8位にもiPhone OS 3.0のベータ3配布のニュースが入っています。

2位はある時期を境に、いっせいにリリースされたブラウザアプリの中から無料のものを2本紹介したものでした。私見ですが、BB2Cなど一部の専用ブラウザなどを除き、まだまだ標準のSafariに勝るものはないと思います。APIがどれほど開放されているのかが不明ですが、ユーザー操作を記録収集することにより、標準アプリよりも使いやすさを向上したものが作れるのではないかと思います。

3位は無料の英英辞典です。22万語収録に加え、音声データも大量に登録されている点に驚かされました。もともとはWordNetのデータであると思われるのですが、日本語圏ではまともに使える規模でのこういったプロジェクトが行われていないか、または行われているとしても一部の政府関係機関の独占形態になるというのがなんとも寂しい所です。国家予算投入プロジェクトでは、やること自体が目的化されがちですが、データがどれくらい利用されるかの観点で進めてほしいものです。

4位は5月に紹介したiSteamですが、妙に人気が高くランク入りしてしまいました。普通の携帯でもデバイスを開放しさえすれば比較的簡単に作れるアプリになるのですが、これもAPIを開放したがらず、また一部のプロにしか開放しないためにアプリの幅が狭まるといった日本ならではの残念な結果になってますね。ピアノアプリと同様に、こういったアプリもまたケ^タイにコピーされるのでしょうか。

5位は、時間割管理アプリです。学生のみならず、1週間のサイクルで固定の時間枠で動いている方というのは非常に多いと思います。会社員であれば定例会議、主婦の方であればドラマやスーパーの特売日など。現在の時間割アプリは週間の固定スケジューラーの意味合いが強いのですが、各種情報源と結びつけることによりさらに使い勝手があがるのではないかと考えています。

6位はサードパーティによるニコニコ動画アプリ開発のニュースでした。すでにオフィシャルのニコニコ動画アプリがリリースされていますが、お世辞にもスムースな再生が行われているとは言いがたく、できるだけ早くに改善をして欲しいところですが、こちらは一デベロッパーである学生の方が独自に開発しているもので、再生の様子などは十分視聴に耐えるものになっています。最近のブログでは3.0対応の必要などが書かれています。AppStoreリリースにはかなりの障害が待ち構えていると思いますが、応援したいところです。

7位はGPSトラッキングアプリです。このカテゴリーも、このブログではすでに何本か取り上げてきたものですが、非常に注目の多かったものです。GPSを、これほど気軽にグラフィカルに利用できるアプリは今までのケータイではあまり見たことがなく(存在有無ではなく実際に高頻度で利用されたかどうかを言っています)、API開放とデベロッパーの裾野の広がりの違いが、自由な発想のアプリを生んでいる源泉であることを証明していると思います。

8位は上で取り上げましたので、9位はAppStore10億ダウンロード達成についての記事でした。AppStoreオープン当初に、10億達成がこれほどの速さで行われると想像した人がどれだけいたでしょうか。1年足らずで、それも3ヶ月も残した早い段階での達成は、もちろん無料アプリの存在も大きいでしょうが、誰もが予測しなかったものでしょう。

10位はiPod touchでのブラウザ利用が急進しているというニュースでした。iPhoneでのブラウザ利用もかなりの急進具合なのですが、その傾向がiPod touchでも同様に見られるということが調査で判明したということです。

先月4月は、このような順位となったのですが、やはりなんといっても10億ダウンロード達成が一番のニュースでしょう。

記事にも書きましたが、無料アプリや無料ゲームを含めても10億物ダウンロード回数を記録したということは、アプリのダウンロードが習慣付けられているということを示します。これは上でも書いたように、アプリ市場を作ることだけが目的化しておらず、実際にそれが多くの利用者に頻繁に利用されている”生きた市場”に成長していることを示していると考えます。

この仕組みは、何度も書いているように、全世界に容易にリリース可能な仕組み、マニアだけではなく3,700万を超えるスマートフォン利用者という一般的な層へのアピール力、年間1万円を払えば誰でもデベロッパーとなれるというSDK開放など、重要なポイントを押さえていたからこそであるということがわかります。

AppStoreについては、「Appleが管理しすぎである」「素人デベロッパーへの解放はアプリ陳腐化を招きアタリショックが来る」などの声が聞かれましたが、どれも固定観念に縛られたものであったのではないかと考えています。陳腐化するどころか、実際に利用され続ける市場だということを証明したのです。そのための諸条件としてアプリ審査も必要であり、SDK開放も必要であったのです。

いよいよ来月にはWWDCが開催され、その後iPhone OS 3.0リリースが行われます。

ユーザーに100もの新機能が追加され、さらにデベロッパーに対しても1,000を超えるAPIが開放されます。大手デベロッパーが大作コンテンツを投入できる場の整備も行われます。ユーザーのさらなる上積みと、アプリダウンロード/購入意欲の非常に高いプラットフォームであることが証明された市場に対して新規デベロッパー参入も予測されます。夏以降のiPhone/iPod touchプラットフォームの発展がますます楽しみです。

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